平成29年1月22日(日)結成60周年記念事業「Start Line」上映会&トークショウが常滑市民文化会館大ホールにて開催されました。
今村監督が、自ら自転車に乗り、健常者とのコミュニケーションを求めて挑んだ日本縦断の旅は、伴走者で撮影も担当した堀田哲生氏との意思疎通、慣れない自転車旅、出会う人々との思い通りに交流出来ない事など、様々な葛藤の中で続いていきました。
約800名の来場があり、障害のあるなしにかかわらず、コミュニケーションの難しさを実感し、またその大切さを再認識する機会となりました。人それぞれで、明確な答えや方法はありませんが、ご覧いただいた皆様には、それぞれが、課題や解決策を考えていただけたのではないでしょうか?
上映後のトークショウでは、この映画制作の経緯や自転車旅の印象や苦労話はもちろん、進行役の堤さんが、巧みにお二人のキャラクターや気持ちを引き出していただき、熱い思いや将来の夢もお聞きすすることが出来ました。
最後に、聴覚障害者支援ボランティア団体の「ぺんぺん草」さんに、コミュニケーションボードを150組、贈呈しました。これは、災害時などに、聴覚障害で様々な告知が聞こえなかったり、言葉がよく分からない外国人の方などに、目で見て情報が伝達出来るようにした、一種の告知板です。「ぺんぺん草」さんが、避難所等になる場所を検討して、市内に配布していただくことになっています。
全日程終了後、今回の上映会に協力いただいた皆様とライオンズメンバーの記念集合写真です。
これが、それぞれの活動の新たなStart Lineとなることを期待しています。
「Start Line」上映会&トークショウ報告
(常滑市民文化会館大ホール)
2017.1.22